寒~い冬真っ最中ですが、季節的にはそろそろ卒業シーズンですね。
共に歩んだ仲間との別れは寂しいもんです。
しかし、卒業する皆さんには其々が目指す未来へ、大きく羽ばたいて欲しいと
願います。
さて、音楽教師の為の情報メディア『教育音楽オンライン』編集部が、
全国の先生を対象に「卒業式にて演奏予定の楽曲について」実施した
アンケートで、中学・高校の卒業生合唱で選ばれた楽曲のベスト5が発表され
ました。
今回は、これから迎える卒業シーズンに向け、どの曲が一番人気なのか?
定番の名曲から、近年人気を集める楽曲まで、先生方が選んだ理由とともに
紹介していきます。
全国の先生が選んだ「卒業生合唱ベスト5」2025を発表!中学・高校編
第5位(同率)
◆仰げば尊し(作者不詳)
卒業式といえばこの曲といっても過言ではないド定番曲ですね
- 選曲理由
- 「知っておいてほしい、大切に歌い続けてほしい歌」
- 「歌詞が時代に合っていないと言われることもあるが、率直に生徒の気持ちを表している」
◆友~旅立ちの時~(北川悠仁作詞・作曲/相澤直人編曲)
「ゆず」が歌う卒業ソング。やっぱり人気です。
- 選曲理由
- 「生徒の人気が高くリクエストが多い」
- 「男声パートから始まり、歌いやすい」
- 「友への思いが伝わる歌詞が、生徒の心情に合っている」
第4位(同率)
◆ぜんぶ(さくらももこ作詞/相澤直人作曲)
大切なことは ぜんぶここにある・・・いい曲ですね。
- 選曲理由
- 「比較的音が取りやすく、しっとりしていて卒業式にぴったり」
- 「歌詞がシンプルながらも心に響き、3年間の思いを込めやすい」
◆あなたへ―旅立ちに寄せるメッセージ(筒井雅子作詞・作曲)
この曲も人気ですね。特に中学の卒業式に多い気がします。
- 選曲理由
- 「毎年恒例の曲」
- 「思春期の子どもたちの心に響く歌詞」
- 「歌いやすく、達成感も味わえる」
- 「合唱コンクールで歌った経験があるため、親しみやすい」
第3位
◆正解(野田洋次郎作詞・作曲)
この曲も最近では定番になってきましたね。RADWIMPSの名曲。
- 選曲理由
- 「毎年歌っており、歌詞が生徒の共感を呼ぶ」
- 「卒業後の人生で、自分なりの“正解”を見つけてほしいという願いを込めて」
- 生徒からのリクエストが多い
第2位
◆群青(福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生作詞(構成・小田美樹)/小田美樹作曲)
「またねと手を振るけど明日も会えるのかな」・・・ 切ないですね。
- 選曲理由
- 「最後の合唱として学びがいがある」
- 「歌詞やメロディーが心に響く」
- 「ふるさとを大切に思う気持ちを感じられる」
- 「当たり前に感謝する気持ちや、これまでの日々への感謝を忘れてほしくないという想いを込めて」
第1位
◆旅立ちの日に(小嶋登作詞/坂本浩美作曲/松井孝夫編曲)
やっぱりこの曲人気ですね。「勇気を翼に込めて希望の風に乗り・・・」泣けます
- 選曲理由
- 「卒業式の定番曲」
- 「旅立ちの瞬間にふさわしい歌詞」
- 「この曲を聴くと卒業を実感できる」
- 「小学校でも歌ってきたため、成長した姿を見せられる」
- 「ほとんどの生徒が知っているため、音取りの時間が短縮できる」
番外編
他にも人気の高い曲も紹介します。
◆Bilieve(作詞: 杉本竜一 作曲: 杉本竜一)
◆栄光の架け橋(北川悠仁作詞・作曲/相澤直人編曲)
◆遥か(GReeeeN作詞・作曲)
まとめ
やっぱり、「旅立ちの日に」が圧倒的な支持を受け、第1位に輝きました。
定番ながらも歌詞の持つメッセージ性の強さや、誰もが歌った経験がある
親しみやすさが選ばれる理由となったようです。
また、「群青」や「正解」といった、現代の生徒たちの心に響く楽曲も上位に
ランクインしてますね。
伝統的な「仰げば尊し」も選ばれ、卒業式ならではの厳かな雰囲気と、
未来への希望を込めた選曲がなされていることが分かります。
2025年の卒業式、あなたの学校ではどの曲が歌われるのでしょうか?