好き嫌いが多く食べない子供にどう対応する?
「好き嫌いがあり、食事を食べてくれない・・・」
「野菜が嫌いで栄養が偏っていないか心配・・・」
など、子どもの好き嫌いが多いと悩みますよね。
でも、たとえ好き嫌いがあっても大丈夫!
子どもの好き嫌いはむしろ“成長のあかし”だと
気楽にとらえましょう。
ただ大事なポイントが3つあります。
それは、
- 無理に食べさせないようにすること
- 嫌っていてもその食材を提供すること
- 食べることができたらたくさん褒めること
この3つのポイントを抑えつつ、
ゆっくりと食べ慣らしていきましょう。
では、子どもの好き嫌いの対応方法や
こんな時どうする?にこたえていきます♪
これだけは押さえて!好き嫌いに対する3つのポイント
子どもの好き嫌いに対する考え方として、
3つ大事なポイントがあります。
- 無理に食べさせないようにすること
- 嫌っていてもその食材を提供すること
- 食べることができたらたくさん褒めること
ではそれぞれ詳しくみていきます。
①無理に食べさせないようにすること
子どもの栄養面や食事が足りているのか気になって、
ついつい無理やり食べさせてしまったり、
きつく叱ってしまうこともありますよね。
しかし、嫌いなものを無理に食べさせようとすると、
子どもは「これを食べようとしてる時に怒られた。」と
嫌いなうえにさらに嫌な思い出ができてしまいます。
そうなると、食事自体が嫌いになることも・・・。
早く食べてほしい、しっかり栄養を摂ってほしいという
わが子を想う気持ちは十分承知なのですが、
ここは我慢が必要なようです。
子どもの好き嫌い克服への近道は、
“食事の時間を楽しいと思わせること”
が大前提にあるようですね。
嫌いなものを無理矢理に食べなくても、
「いつか食べれる様になればうれしいな!」「次は頑張ってみようか!」
など、ポジティブで前向きな声掛けができるといいでしょう。
②嫌いと分っててもその食材を提供すること
子どもが嫌ってる食べ物だからと、
一切食卓に出さないとなると、
子どもは食べる機会がなくなってしまいます。
嫌いな食べ物だとしても、少しずつ食卓に取り入れて
その食材に触れる機会を増やしてあげましょう。
見た目で分かる状態で出すならば、
大きさをいつもと変えたり、切り方を変えてみるなど、
ひょんなことから食べてくれることもあります。
③食べることができたらたくさん褒めること
もしも嫌いだった食べ物を食べることができた時は、
めいっぱい褒めてあげましょう。
褒めてあげることで、子どもにとっても、
「克服できた!」と次への自信につながります。
ぜひとも一緒に喜んであげましょう!
ウチの子の栄養は大丈夫?!好き嫌いによる栄養面への影響は?
好き嫌いがあると、栄養が偏ってないかな?
と不安になりますよね。
実際のところ、それほど影響はありません。
例えば、わが子がピーマン嫌いだとします。
しかしピーマンが食べれなかったとしても、
他の食材や野菜で栄養を補えばいいんです!
子どもの嫌いな食べ物でよく聞く、
セロリやトマト、しいたけ、ナスなど…基本的には、
その食べ物を食べないと栄養が摂れない!ということはないので、
神経質にならず、ほかの食材で代用しましょう。
ただ、好き嫌いとは別に気を付けるべきことがあります。
それは、偏食です。
偏った食事(偏食)には気を付けましょう
偏食というのは字の通り、偏った食事のことです。
例えば、“おかずしか食べない”や
“野菜全般を食べない”など
特定の食べ物しか口にしないような状況です。
おかずしか食べないような状態がずっと続くと、
たんぱく質は摂れても、糖質やビタミン・食物繊維など
栄養が不足してきてしまうことがあります。
とにかく好き嫌いが多く、偏食が酷く心配な場合は、
1度かかりつけの小児科や地域の保健センターなど、
相談ができるサービスを利用してみてもいいでしょう。
ネットでも24時間相談ができるものもあるようです。
医師に偏食についてだけでなく日常の色々な相談が
24時間365日ネット上でできるようです。
レスポンスも早く、最短5分で回答してくれるとのこと。
なかなか時間を作るのが難しい時は、
嬉しいサービスですね!
好き嫌いを克服するための工夫とは?
好き嫌いを克服するためには、その食べ物の
嫌いな原因を除去してあげるといった工夫が効果的です。
- 味が嫌い
小さく刻んでスープやメイン料理に混ぜ込む!
その味を感じにくい味付けにする!
具体例)ハンバーグやカレーに入れる
カレーなんかは、香辛料が入っているので、
味やにおいを上手くごまかすことができます。
煮込み料理も、野菜などはじっくり火を通すことで、
甘味が増すので、子どもが嫌がる苦味を
抑えてくれますよ!
- 見た目が嫌い
切り方を変えてみる!
すりおろしたり、見た目で分からなくする!
具体例)ポタージュやジュースにする
しいたけなんかは、スライス状だと食べないけど、
さいの目にカットしてスープに入れると食べれる!
というように、見た目を変えるだけでも
かなり効果があるようです。
ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は牛乳やフルーツと
合わせてスムージーにするとごくごく飲んでくれることも…
ちょっとした工夫で、意外にあっさりと
好き嫌いを克服できてしまうかもしれません♪
食事時間だけじゃない?!こんなアプローチの仕方も!
子どもの好き嫌いへの親のアプローチは、
食事の時間以外にもあるんです。
例えば、
- 読み聞かせの絵本を食に関する内容にしてみる
- 嫌いな食材の料理を一緒に作る
- 嫌いな野菜を育ててみる
など、食事の時間以外にも食事や食材に
触れさせることで、食への関心を高めることができます。
読み聞かせの絵本を食に関する内容にしてみる
食べ物と身体の関係が子どもにもわかりやすく、
おもしろく説明されているものがあったり、
絵本を通じて食事に関する関心を高めることができます。
【読み聞かせにおすすめの絵本】
- たべるのだいすき
嫌いな食材の料理を一緒に作る
一緒に調理をすることで、
子どもは「自分が作った料理!」と特別に感じて
食べてくれることもあるようです。
なにより、その食事がどんなふうに調理されているのか
過程をみることは、子どもにとって良い食育になります。
嫌いな野菜を育ててみる
一緒に調理するのと同様に、種から育てることで、
自分が育てたという特別感がでてきます。
“一生懸命毎日水やりをして育てた”という記憶が、
おいしいと感じる手助けをしてくれることもあるようです。
まとめ
子どもの好き嫌いに対して、親は神経質に捉えたり、
無理に食べさせようとしなくていいようです。
栄養面でも一部の食材の好き嫌い程度であれば、
同じ栄養素のある他の食材で補えば問題ないことが分かりましたね!
ただし、1つの料理しか食べてくれないなど、
あまりに極端な偏食に関しては栄養が不足するリスクがあるようです。
子どもの好き嫌いと向き合うために嫌いな原因を除去したり、
日々の献立を工夫したりと、なかなか根気がいりますが、
子どもがいつか食べれるようになる日が来るのを
気長に待ってみましょう。