赤ちゃんのおやつってどのくらいの量をあげればいいの?あげるタイミングは?
「赤ちゃんにおやつってどのくらいの量?」
「どのタイミングで与えるべき?」
おやつの量やタイミングは、悩みどころですよね。
だいたい1歳頃のおやつの量としては、
100kcal程度が推奨されています!
では、赤ちゃんのおやつ事情をじっくり解説していきます!
そもそもおやつはいるの?ナゼ必要?
赤ちゃんの成長にはたくさんの栄養が必要です。
“1回の食事で摂りきれなかった栄養をおやつで補う”
必要があります。
赤ちゃんは消化吸収能力が未熟で胃も小さいため、
1度に多くのごはんを食べることができません。
私たち大人にとっておやつは「楽しみ」ですが、
赤ちゃんにとっては、不足した栄養を補うための
大切な栄養源なんです!
ミルクと離乳食で摂りきれなかった栄養を
おやつで補給し、必要分をまかなっていきます。
おやつの量はどのくらいあげればいい?
1歳頃のおやつの量の目安はだいたい100kcalです。
(例1)1日2回おやつタイムを設ける場合
午前:【+Caビスケット(市販)】を1袋・・・約50~60kcal
午後:【無糖ヨーグルト】を1個(80g)・・・約50kcal
(例2)1日1回おやつタイムを設ける場合
午後: バナナ】を1本・・・約80kcal
というように、1日トータルでだいたい100kcalを目安に、
与えるとよいでしょう。
あまり数字にとらわれすぎると疲れてしまうので、
あくまでも“目安”くらいに思っておきましょう。
おやつはいつからあげるべき?どんなものがいいの?
「じゃあいつ頃からおやつを始めればいいのでしょうか?」
おやつの与え始めの目安は、9~12ヶ月頃がよいでしょう。
9~12ヶ月頃というと、離乳食が1日3回になる頃。
日中のミルクの量が減ってくるタイミングですよね。
この時期に、“補食”としておやつを開始するのがおすすめです。
「でもおやつの中には、6ヶ月~OKの商品もあるけど…?」
確かに、ベビーのおやつコーナーには生後6ヶ月~OKの商品が
多く並んでありますよね。
しかし6ヶ月頃となると、まだミルクがメインの食事の時期。
ミルクで十分栄養がまかなえるので、補食の必要はありません。
もしこの時期におやつを与えるなら、離乳食へ移行していくために、
“食事の楽しさを教える”といった程度の量にとどめておきましょう。
とはいえ、外出先でぐずってしまったりすると、
「急に授乳はできないし、食事の準備もできない…」
とても困ってしまいますよね。
1歳より前の時期では、離乳食に影響が出ない程度に、
おやつを与えすぎないことを頭においておきましょう。
おやつにはどんなものを?
はじめてのおやつは、唾液で溶けやすいものがいいでしょう。
例えばくちどけの良い、ベビーせんべいなどおすすめです。
あげる時は、割ってしまうと粉がのどにつまることがあるので、
1枚をまるまる与えて、唾液で溶かして食べるようにしましょう。
歯ぐきをつかって食べ物をつぶせるくらいになれば、
クッキーやベビー用ぼうろやなどを選んでもいいでしょう。
また、唾液が少ない赤ちゃんの場合、ウエハースなどの
パサパサしたものは、口の中に張り付いてしまい、
食べにくいことがあります。
そのため、一緒に飲み物もあげることをおすすめします。
また、「手作りのほうがいいのでは・・・?」
と思っちゃいがちですが、そんなことはありません。
市販のおやつには、骨の形成に必要なカルシウムや
不足しがちな鉄分・ビタミンなどが付加されているので、
うまく利用することで、栄養バランスのよい食事に
することができるんです!
赤ちゃんの食べる量は少ないですし、
ちょっとの量のために手作りするのは負担です・・・
赤ちゃん用の市販のおやつも上手に利用すれば
とっても便利ですよ!
おやつのあげ方は?
おやつのあげ方には2つポイントがあります。
- おやつの時間を決める
- 食事との間隔を2~3時間あける
おやつの時間を決める
おやつの時間を決めることで、だらだら食べを防ぎます。
例えば、10時と15時をおやつタイムにする。など…
離乳食の量が増えてきたら、15時の1回…というように
食事の量によっておやつの量も調整していきましょう
食事との間隔を2~3時間あける
赤ちゃんの胃の大きさはとても小さいので、
1回の食事でたくさん量を食べることはできません。
ミルクや離乳食のすぐあとだと、
おなかがいっぱいで食べれないことも多々あります。
1回の食事が少量だとしても、1日のおやつを含めた
食事回数を食事3回+おやつと多くすることで、
しっかり栄養を摂れるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんのおやつは、1日だいたい100kcal程度を目安に
考えて与えるということが分かりましたね!
1歳頃までのおやつは、あくまで“補食”として捉えておき、
“楽しみ”としてのおやつとは少し意味合いが違うようです。。
かわいいあまり、ついついあげたくなりますが、
「おやつばかり食べて、ごはんを食べてくれない…」
なんてことをなるべく避けるために、
上手におやつを利用していきましょう。