近年、SNSをきっかけに知り合った相手から金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」が相次いでいます。
SNSやマッチングアプリを通じて交流する人が増える一方で、信じた相手から金銭をだまし取られる「ロマンス詐欺」の被害が後を絶ちません。
札幌市では80代の女性が、“宇宙船で酸素が不足している”という奇想天外なストーリーを信じ込み、電子マネーで約100万円をだまし取られる事件が発生しました。
本記事では、その驚きの手口と防犯のポイント、そして被害に遭った場合の対応方法を分かりやすく解説します。
事件の概要
被害に遭ったのは札幌市手稲区に住む80代の女性。
SNSで「宇宙飛行士」を名乗る人物と知り合い、やり取りを続ける中で次第に信頼してしまったといいます。
相手は女性に対し、
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「宇宙船で宇宙にいる」
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「攻撃を受けて酸素が足りない」
と切迫感のある状況を伝えました。
そのうえで「酸素を買うために電子マネーが必要」と要求し、
女性は7月中旬から8月末にかけて市内のコンビニ5か所で合計約100万円分を支払わ
されてしまったとのことです。
被害が発覚した経緯
女性が家族に相談したことで事態が発覚。
警察が「ロマンス詐欺」の疑いで調べを進めています。
この事件から学ぶべきポイント
今回の事件は「宇宙船」や「酸素不足」といった荒唐無稽な設定でしたが、
SNSを通じて信頼関係を築く → 緊迫した状況を作り出す → 電子マネーや送金を要求するという典型的なロマンス詐欺の流れを踏んでいます。
特に高齢者はネットリテラシーの違いから被害に遭いやすいとされており、家族や周囲の人が早めに気づくことが大切です。
防犯チェックリスト
以下に当てはまる場合は、詐欺の可能性が高いので注意が必要です。
✅ SNSやアプリで知り合った相手が、すぐに「愛している」など強い言葉を使う
✅ 相手が「秘密にしてほしい」と家族や友人への相談を避けさせる
✅ 不自然な日本語や機械翻訳のような文章が多い
✅ 「今すぐ必要」「緊急」と急かしてくる
✅ 電子マネーやギフトカードを買わせようとする
被害に遭ったときの行動マニュアル
もしも「お金を送ってしまった」「電子マネーを渡してしまった」と気づいたら、すぐに以下の行動を取りましょう。
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まずは冷静に状況を整理する
相手とのやり取りや送金記録を保存しておきましょう。 -
警察に相談する
最寄りの警察署、もしくは「#9110」の警察相談専用ダイヤルへ。 -
家族や信頼できる人に報告する
一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けることが大切です。 -
電子マネー会社や金融機関にも連絡
被害の拡大を防ぐため、利用した会社に事情を伝えましょう。
まとめ
札幌で起きた「宇宙船ロマンス詐欺」は、あまりに突飛な内容にもかかわらず高額被害につながってしまいました。SNSやマッチングアプリを通じた交流が増えるなかで、年齢を問わず誰もが同様の被害に遭う可能性があります。
「信じたい気持ちにつけ込む」のが詐欺師の常とう手段。
今回の事件を教訓に、改めて自分や家族を守るための警戒心を持ち続けたいものです。


