成長期の子供に必要な栄養素は?
「成長期の子供って何を食べさせればいい?」
「どんな栄養素を摂ればいいの?」
育ち盛りのお子さんの食事は気を遣いますよね…
成長期に必要な栄養素については、
一概に“これさえ食べればOK!”というものはありません。
あくまでも、色んな栄養素をバランスよく摂取すること。
これがどのライフステージでも基本となります。
しかし、成長期の子供により多く摂取してほしい栄養素はあります。
それは、カルシウムです。
では、成長期の子供に必要な栄養素について解説していきます!
カルシウムはどんな栄養素なの?ナゼ必要なの?
カルシウムは骨や歯を作るために必要な栄養素です。
これは皆さんもうご存じですよね。
細かく説明すると、カルシウムにはこんな役割があります。
- 骨や歯を作る・丈夫にする
- イライラをしずめる
- 心臓の鼓動を保つ
- 出血した時に血を固まりやすくする
- 筋肉の動きをスムーズにする
カルシウム=骨というイメージが強いですが、
このように他にも重要なたくさんの役割を担っているんですね。
成長期の子供は体重が増え、身長もぐんぐん伸びますよね。
身長が伸びるということは、骨も急速に作られていきます。
成長期の身体は、骨を作るために必要なカルシウムを
溜め込もうとして、大人以上にカルシウム吸収率も増加します。
実は、各ライフステージの中で、
成長期が一番カルシウムの吸収がよくなる時期なんです!
そのため成長期のこの時期に、効率よくカルシウムを摂取することで、
丈夫な骨を作る手助けをしてくれるというわけです。
カルシウムはどのくらい摂ればいい?
厚生労働省の食事摂取基準(2020年版)によると、
男女や年齢によって若干数字は異なりますが、
成長期にはカルシウムは1日でおおよそ650~1000㎎
を摂取することが推奨されています。
※推定平均必要量:半数の人が必要量を満たす量
※推奨量:ほとんどの人が必要量を満たす量
引用:厚生労働省HP 食事摂取基準(2020年度版)
このように全体の年齢と比較しても、成長期の子供は、
より多くのカルシウム摂取が推奨されていると分かりますね。
しかし、1日650~1000㎎のカルシウムって、
実際、何をどのくらい食べればいいのか分かりにくいですよね。
では、この基準を満たすには、具体的にどのような食生活にすれば良いのか?
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そんな疑問を解決していきます!
カルシウムはどんな食材に多い?
カルシウムを多く含む食品として、以下の食品があります。
- 牛乳やヨーグルト・チーズなどの乳製品
- 豆腐(絹より木綿の方がカルシウムが多い)など大豆製品
- ししゃもや煮干しなどの小魚
- ひじきやわかめなどの海藻
- 小松菜や青梗菜などの葉物野菜類
などがあります。
乳製品はカルシウムが多く含まれているだけでなく、
身体に吸収されやすい状態を作ってくれます。
また、1回で摂取する量が多いので、
乳製品は効率よくカルシウムを摂るには最適なんです!
各食材のカルシウム含有量はどのくらい?
カルシウムを多く含む食品の具体的な量を下の表にまとめました!
食品 | 目安量 | カルシウムの量 |
牛乳 | コップ1杯(200ml) | 220㎎ |
ヨーグルト | 1カップ(80g) | 96㎎ |
6Porスライスチーズ | 1個/1枚(20g) | 126㎎ |
木綿豆腐 | 100g | 120㎎ |
桜えび | 大さじ1(8g) | 160㎎ |
小松菜 | 小鉢1品分(70g) | 101㎎ |
しらす | 大さじ1(8g) | 42㎎ |
ひじき | 小鉢1品分(5g) | 70㎎ |
この表でみても、乳製品はかなり効率的に
カルシウムを摂取できることが分かりますね。
牛乳を毎日飲むことを習慣にすれば、
それだけで1日に必要なカルシウムの1/3~1/4を摂取できてしまいます。
もちろん、乳製品や小魚以外にもカルシウムは含まれます。
食事の基本はあくまでも、色んな栄養素をバランスよく摂取すること。
“カルシウムが多い食品を普段の食事に1品取り入れてみる”
という程度に意識してみましょう。
1日に必要な量を満たす具体的な食事とは?
厚生労働省の調査では、1日の平均カルシウムの摂取量は、
7~14歳で639㎎、15~19歳で480㎎となっています。
必要な摂取量が650~1000㎎だったことから、
1日200~500㎎のカルシウムが不足している子供が多いと言えます。
つまり、この不足分を補えばいいわけです。
例えば・・・
・今まで牛乳を飲む習慣が無かったけど、毎日飲むようにした
・朝食べるトーストにチーズを1枚乗せることのした
・いつものお浸しに桜エビを乗せるようにした
など・・・。
このような日々の小さな工夫で十分補うことができます!
カルシウム強化食品の利用
「好き嫌いもあるし、食事の改善は難しい・・・」
という場合もあると思います。
そんな時は、カルシウムが強化された食品も
たくさんあるので上手に利用してみましょう。
【カルシウム強化食品の一例】
- 骨にカルシウムウエハース
- グミサプリ カルシウム
- 新玄 サプリ米 カルシウム
成長期の子供にはカルシウムが必要であることが分かりましたね。
しかし、成長期に必要な栄養素はカルシウムのみに限らず、
あくまでもバランスの良い食事がベースとなります。
カルシウムの多い食品を食事に取り入れることが難しい場合は、
市販のカルシウム強化食品を利用してみてもいいでしょう。
将来へ繋がる丈夫な骨づくりのために、成長期の大事な時期に、
カルシウムを意識して食事に取り入れましょう!