
文房具やオフィス家具でおなじみのコクヨが、
「旧大阪本社本館」と「迎賓館跡地」を売却することを決定したという
ニュースが話題になっています。
「昔からある本社をなぜ売るの?」
「迎賓館跡地ってどんな場所?」
「跡地には何ができるの?」
そんな疑問を持った人も多いのではないでしょうか。
今回の売却は、単なる不動産の売買ではありません。
90年近く大阪の街とともに歩んできたコクヨが、新しい時代へ向かう大きな転換点ともいえる出来事です。
この記事では、ニュースの内容や売却の理由、今後の跡地活用の可能性まで、わかりやすく解説します。
コクヨとはどんな会社?
コクヨは1905年創業の日本を代表する文具メーカーです。
最初は帳簿(ちょうぼ)を作る会社としてスタートし、その後、
- キャンパスノート
- ファイル
- ボールペン
- デスク
- オフィス家具
など幅広い商品を販売しています。
学校や会社で一度はコクヨの商品を使ったことがある人も多いでしょう。
会社概要
| 会社名 | コクヨ株式会社(英文社名:KOKUYO CO.,LTD.) |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 パークタワー 14階 |
| TEL | (06)6976-1221(代表) |
| 東京品川オフィス | 東京都港区港南1丁目8番35号 |
| 創業 | 1905(明治38)年 10月 |
| 従業員数 | 連結 8,079名(2025年12月末現在)単体 2,346名(2025年12月末現在) |
| 上場市場 | 東京証券取引所 プライム市場 |
| 資本金 | 158億円 |
| 売上高 | 3,598億円(連結 2025年1月1日~2025年12月31日) |
| 事業内容 | 文房具の製造・仕入れ・販売、オフィス家具の製造・仕入れ・販売、空間デザイン・コンサルテーションなど |
今回のニュースを簡単にまとめると
まずはニュースのポイントを整理してみます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売却する資産 | 旧大阪本社本館・迎賓館跡地 |
| 売却理由 | 本社移転に伴う資産の有効活用 |
| 売却先 | 国内一般事業法人(非公表) |
| 契約予定 | 2026年9月末 |
| 引き渡し予定 | 2027年9月末 |
コクヨは2026年、本社を大阪・東成区からグラングリーン大阪へ移転しました。約90年ぶりとなる本社移転で、新本社「KOKUYO HQ」を開設しています。
そのため、これまで使っていた旧本社や迎賓館跡地を売却することになりました。
なぜ売却するの?
一番大きな理由は、
使わなくなった土地や建物を有効に活用するため
です。
会社が新しい本社へ移転すると、旧本社をそのまま持ち続けても維持費がかかります。
建物には、
- 固定資産税
- 管理費
- 修繕費
- 防犯費
など多くの費用が必要です。
使わない建物を保有するより、新しい所有者に活用してもらう方が会社にとっても
街にとってもメリットがあります。
売却による利益はどれくらい?
今回の売却では、
| 売却対象 | 売却益(概算) |
| 旧大阪本社本館 | 約35億円 |
| 迎賓館跡地 | 約7.5億円 |
| 合計 | 約42.8億円 |
となる見込みです。
もちろん会社の規模からすると特別大きな利益ではありませんが、
資産を有効活用する取り組みとして注目されています。
新本社「KOKUYO HQ」はどんな場所?
コクヨは本社を大阪・梅田エリアのグラングリーン大阪へ移転しました。
新本社の特徴は、
- 社員だけのオフィスではない
- 来場者も見学できる
- 新しい働き方を体験できる
という点です。
つまり、
「働く場所」から「新しい働き方を発信する場所」へ変わったのです。
旧本社跡地はどうなる?
現時点では、売却先の企業名や具体的な開発計画は公表されていません。
しかし、大阪では現在、
- グラングリーン大阪
- うめきたエリア
- なんばエリア
- 京橋エリア
など各地で再開発が進んでいます。
そのため、旧本社跡地についても、
- オフィス
- マンション
- 商業施設
- 複合施設
などへの活用が期待されています。
正式な計画は今後発表される見込みです。
大阪の街づくりにも影響する?
最近の大阪では、大企業の本社移転や土地活用が相次いでいます。
これは、
「古い建物をそのまま使う」から「街全体の価値を高める」
という考え方へ変わってきたためです。
企業が土地を有効活用すると、
- 新しい建物ができる
- 人が集まる
- お店が増える
- 雇用が生まれる
という好循環につながる可能性があります。
コクヨが目指す未来とは
コクヨは近年、「文房具メーカー」というイメージから、
働き方や暮らし方を提案する会社へ変わろうとしています。
新本社では、
- オフィス家具
- 空間デザイン
- ワークスタイル
などを実際に体験できるライブオフィスとして運営する予定です。
つまり、本社そのものがショールームの役割を持つようになります。
売却はマイナスではなく次のスタート
「歴史ある建物を売る」と聞くと少し寂しく感じるかもしれません。
しかし企業では、古い資産を整理し、
新しい成長に投資することも重要な経営判断です。
今回の売却も、
- 新本社への集約
- 資産の有効活用
- 将来への投資
という流れの一つと考えられます。
まとめ
最後に今回のニュースを整理しましょう。
| ポイント | 内容 |
| 本社移転 | 約90年ぶりに大阪本社を移転 |
| 売却対象 | 旧大阪本社本館・迎賓館跡地 |
| 売却理由 | 本社移転に伴う資産活用 |
| 売却益 | 約42.8億円(概算) |
| 跡地利用 | 今後の発表に注目 |
コクヨは長い歴史を持つ企業ですが、その歴史に頼るだけではなく、
新しい働き方やオフィスのあり方を発信する企業へと進化を続けています。
旧本社本館と迎賓館跡地の売却は、その変化を象徴する出来事と言えるでしょう。
今後、跡地がどのように生まれ変わるのか、
大阪の街づくりとともに注目していきたいニュースです。

