猛暑の中で行われるマラソン。あなたならどう暑さに立ち向かいますか?
「体力」「水分補給」「ペース配分」──どれも重要ですが、実は“冷却アイテム”が勝敗を左右することもあります。
現在、東京で開催されてる世界陸上で注目を集めたのが、黒いヘッドバンド型の冷却ギア「Omius(オミウス)」でした。
メダリストを支えたその秘密に迫ります。
世界陸上で目を引いた“黒いヘッドバンド”
2025年、東京で開催された世界陸上のマラソン競技。酷暑の中、観客の目を引いたのは選手たちの額に装着された“黒いヘッドバンド”でした。
それは「Omius(オミウス)」というブランドが開発した冷却ギア。
特に女子マラソンで銅メダルを獲得したウルグアイ代表のパテルナイン選手、男子で銀メダルを獲得したドイツのペトロス選手らが使用していたことで、一気に注目を浴びました。
Omiusとは?
Omiusはメキシコ発のスポーツテック企業で、暑熱環境下でのパフォーマンス維持を目的に冷却ヘッドギアを開発しています。
特徴は以下の通りです。
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蒸発冷却の仕組み:汗や水分が気化する際の冷却効果を最大化。
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特殊素材の冷却ピース:熱伝導性の高い素材を利用し、体感温度を下げる。
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軽量でシンプル:電池や複雑な機械を使わず、水分と風の力だけで機能する。
ヘッドバンド、キャップ、バイザーなどの形があり、ランナーが自然に装着できるのも魅力です。
メダリストを支えたOmiusの実例
東京世界陸上では、過酷な炎天下で戦ったメダリストたちがOmiusを着用しました。
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女子マラソン銅メダル:ウルグアイ代表のパテルナイン選手がゴールまで装着。
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男子マラソン銀メダル:ドイツ代表ペトロス選手が使用。
この他にも、日本代表の佐藤早也伽選手(キャップタイプ使用)、中国代表の3選手、ケニア代表のチェロノ選手らが使用していました。
彼らが高温環境で最後までペースを維持できた背景には、Omiusの冷却効果が一因だったのではないかと注目されています。
Omiusに残る“謎”
一方で、Omiusの効果や位置づけにはまだ多くの疑問が残ります。
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冷却効果のデータ不足:公式サイトでは「体感温度を下げる」とされるが、具体的な数値は非公開。
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ルール上の扱い:現在は使用可能だが、今後の大会規定で制限される可能性も。
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実際の耐久性や使用感:長時間レースでの快適性やコストはまだ未知数。
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勝敗への影響度:実際にどの程度メダル獲得を左右したのかは証明されていない。
こうした“不確定要素”が、Omiusをさらに「謎の冷却アイテム」として話題にしています。
一般ランナーにとっての可能性
現時点でOmiusは高価で入手も限られていますが、もし市販モデルが広く普及すれば、
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夏のマラソン大会やトレーニングの熱中症対策
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サッカーやテニスなど屋外スポーツでの暑さ対策
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高齢者や屋外労働者の熱中症予防
といった場面で活用できる可能性があります。
まとめ
世界陸上でメダリストを支えたOmiusは、今後のスポーツシーンを変えるかもしれない注目の冷却ギアです。
ただし、その効果や位置づけはまだ謎に包まれており、「革新的なテクノロジー」なのか「一時的なブーム」なのかは今後の検証次第。
私たちが手にする日もそう遠くないかもしれません。
次世代の“暑さ対策ギア”として、Omiusの動向から目が離せません。